二宮尊徳(通称:二宮金次郎)といえば、小学校の銅像などでよく目にする「薪を背負って歩きながら勉強する姿」が一番ポピュラーでしょうか。
江戸時代後期に農政家として活躍し、それまでの封建社会の枠組みを覆す革新的なやり方で荒廃した村々を次々と復興させていきました。
そんな二宮尊徳が1823年から26年間に渡り復興に携わっていた場所が桜町(現在の二宮町物井、真岡市東郷の一部)です。
「報徳仕法」という独自の政策により、桜町領の復興は当初の計画をはるかに上回る成果を上げたそうです。
今回はそんな「にのみやエリア」で、二宮尊徳のパワーをもらえそうなスポットを巡っていきます!
真岡鐵道「久下田駅」から
にのみやエリアのランドマークの一つである、真岡鐵道久下田駅から散策スタートです。
「久下田」の「くげ」とは白鳥(鵠)のことで、白鳥が付近の水田に住み着いたことを由来とする地名なんだそうです。
準備をしていると、「モオカ14形」がやって来ました!
一般公募によって決まったという車両デザイン。
町の景色によくなじむ素敵なカラーリングです。
モオカ14形をモデルにした、こんな可愛らしいグッズも。
こちらのマスコットボールチェーン(ぬいぐるみストラップ)は、真岡駅東口売店、SLキューロク館売店やSLもおかの車内販売で購入できるそうです。
モオカ14形に別れを告げたら、まずは腹ごしらえの目的地へ。
真岡グルメといえばやはり外せないのが、焼きそばです。
「やきそば石家」で昼食
ずっとこちらのお店の「オム焼きそば」が食べたくて、ついに念願叶いました!
ふわとろの玉子ともちもち麺にソースがよく絡む。
あっという間に完食してしまいました。
唐揚げやハムカツなどトッピングが色々あるので、次はまた違った楽しみ方ができそうです。
ごちそうさまでした!
道路の真ん中のお地蔵様「古山地蔵尊」
こちらも一度お目にかかりたかった、道路の真ん中で町の人々を見守り続けるお地蔵様。
地元の方々からとても大切にされているのが分かる、きれいな衣装とお花が飾られていました。
お地蔵様が建てられたのが1847年。
ちょうど二宮尊徳が真岡にいた頃ですね。
その頃、この場所は薬王院というお寺の参道だったらしく、明治維新期に薬王院が廃寺になったのに合わせて参道は道路となり、お地蔵様を道路脇に移設することに。
ところがお地蔵様を動かしたことで、村人たちに立て続けに災いが降りかかったといいます。
それがきっかけで現在の位置に戻したという、とても印象的なエピソードでした。
地蔵菩薩の縁日である毎年7月24日には、今でも地蔵祭が行われるなど、地域に愛されているお地蔵様なんですね。
そんな話を聞いていると、なんだかまたパワーをもらうことができました!
おみやげに北関東限定名物「赤いか」を購入
「おつまみも買える酒店」がコンセプトの市井酒店にやって来ました。
こちらがお目当ての「赤いか」。
代々伝わる秘伝の特製タレでスルメイカを煮込んだ、北関東名物です。
そのままさいてマヨネーズや七味をつけて食べるなど、お好みの食べ方でOK。
お酒のおつまみに間違いないですね。
赤いかはオンラインでも購入ができるそうです。
とてもいいお土産が買えました。
にのみやエリア、またいつか行ってみよう!
▼ご紹介したスポット
【やきそば石家】
住 所:〒321-4507 栃木県真岡市石島822−1
電 話:0285-74-2677
営業時間:11:00~15:00
定 休 日:火曜日
ホームページ:https://www.tochinavi.net/spot/home/?id=11489
【古山地蔵尊】
住 所:〒321-4535 栃木県真岡市古山1367
電 話:0285-83-8135
ホームページ:https://www.tochinavi.net/spot/home/?id=9625
【市井酒店】
住 所:〒321-4521 栃木県真岡市久下田1485
電 話:0285-74-0073
営業時間:7:00~18:00
定 休 日:不定休
ホームページ:https://www.tochinavi.net/spot/home/?id=20397
※栃ナビ!に投稿いただいた画像を一部引用しています。
この記事を書いた人
ミコタロウ
栃木のクチコミサイト「栃ナビ!」編集部に所属。
趣味は登山とフィルムカメラ。
猫2匹とまったり暮らしています。