室町時代から続く、古式ゆかしい伝統行事
中禅寺湖畔の日光二荒山神社中宮祠(ふたらさんじんじゃちゅうぐうし)で毎年1月4日、赤城山に向け矢を放つ恒例の神事「武射祭(むしゃさい)」が行われます。神戦伝説に基づくもので、室町時代から続いている古式ゆかしい伝統行事です。
神戦伝説は、日光男体山の神が「大蛇」に、群馬赤城山の神は「大ムカデ」に身を変え、湖沼や高原、温泉などのある土地をめぐって戦場ヶ原で争い、大決戦のすえ、戦いは日光男体山の神が、勝利したと伝えられています。
故事にならい寒風吹きつける中、宮司が神社境内の上神橋から「ヤー」という掛け声とともに一番矢の鏑矢かぶらやを放ち、続いて烏帽子、狩衣姿の神官と弓道家が赤城山方面に次々と矢を放つ勇壮な神事です。
基本情報
住所 | 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2484 | |
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問い合わせ先 | 二荒山神社中宮祠 TEL 0288-55-0017 | |
開催日時 | 開催期間 | 2025年1月4日(土) <毎年同日開催> |
開催時間 | 10:00~ | |
アクセス | 電車・バス | JR日光線日光駅または東武日光線東武日光駅から東武バス湯元温泉行きで約55分「二荒山神社中宮祠」下車 |
車 | 日光宇都宮道路清滝ICから約30分 |
開催場所
中禅寺湖の北岸、男体山山麓の景勝の地に鎮座する神社。境内は本殿など7棟が重要文化財に指定。