春の訪れを告げる華やかな伝統行事
「日光の春は弥生祭(やよいさい)から」といわれるように、毎年4月13日から17日までの5日間にわたって繰り広げられる日光二荒山神社の例祭「弥生祭」は、日光に絢爛たる春を告げる祭りです。
神護景運年間(767〜770)に始まるといわれる伝統ある例大祭で、その昔は太陰暦3月に行われたので、弥生祭と呼ばれています。明治6年(1873年)に太陽暦に改められた時に、祭日を現在のように変えたといわれています。
弥生祭は、13日の本社・滝尾・本宮の三社の神輿飾祭(しんよかざりさい)を皮切りに、17日までの5日間行われます。その間神事に終始するものの、この祭りの見どころは、何といっても、16日と大祭当日の17日に付祭として、日光地区の東西11ヶ町の花家体(やたい)が繰り出される「各町家体繰出し」です。
各町内の家体が境内に勢揃いすると、古式ゆかしい作法で各町の行事2名、頭役2名が他町を訪れて挨拶を交わす「名刺交換」が行われ、続いて町内の家体が神社の拝殿の周囲を、囃子を奏でながら一巡する「神明廻り」が繰り広げられます。
17日、先番(はなばん)当番町を先頭に威勢のいい掛け声で坂道を駆け上がると、祭りは最高潮に達します。この祭りは、古いしきたりを重んじ、格式通りに万事進めなければならず、ひとつ間違えると町内同士のトラブルになることから「ごた祭り(ごた=トラブル)」「ケンカ祭り」の異名をとっています。
基本情報
住所 | 〒321-1431 栃木県日光市山内2307 | |
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問い合わせ先 | 日光二荒山神社 TEL 0288-54-0535 | |
公式URL | http://nikko.futarasan.jp | |
開催日時 | 開催期間 | 2025年4月13日(日)~17日(木) <毎年同期間開催> |
開催時間 | 4月13日 神輿飾祭 献灯式 4月14日 滝尾神社神輿渡御発輿祭 酒迎式 滝尾神社神輿着輿祭 4月15日 氏子大祭 4月16日 滝尾神社神輿還御発輿祭 本社本宮神社神輿発輿祭 高天原神事 本社・滝尾・本宮神社三神輿還御着輿祭 【宵まつり】各町家体旧日光市記念公園集結 【宵まつり】宵まつりセレモニー 【宵まつり】登橋神事・手打ち式 4月17日 例祭 三神輿本宮渡御発輿祭 三神輿本宮着輿祭 三神輿本宮還御着輿祭 東西両町家体献備 奉納余興 神明廻り 拝殿前手打ち式 ※予定は変更になる場合があります。 |
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アクセス | 電車・バス | JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス中禅寺温泉または湯元温泉行きで約7分「西参道入口」下車徒歩約10分 |
車 | 日光宇都宮道路日光ICから約7分 |
開催場所
日光山信仰の始まりとなった古社で、下野国の一の宮。福の神・縁結びのご利益でも知られる神社。