白装束の若者が山頂へ、御柱と梵天を担ぎ上げる
原始的な太陽信仰を伝える「石尊山(せきそんさん)の梵天(ぼんてん)祭り」は月遅れ盆の8月14日早朝に毎年行われる行事です。神仏習合時代の石尊山信仰を色濃く残し、奉納される梵天が異色の形態をとることから民俗文化財として貴重なものであり、栃木県無形民俗文化財に指定されています。
当日は、午前3時からふもとの不動堂で鶏足寺(けいそくじ)住職が護摩(ごま)供養と安全祈願を行った後、心身を清めた白装束の若者たちにより、午前4時、山伏の法螺貝ほらがいを合図に15メートルもある御柱(みはしら)(杉丸太)と7月末に作られた250体余りの梵天(幣束)を石尊山に担ぎ上げ、日の出ともに山頂に打ちたて、石尊宮に奉納します。山頂でお柱が立てられ、その杉丸太を登り先端の名板(めいばん)・帝釈天(たいしゃくてん)・幣串(ひぐし)を抜き取り家内安全・商売繁盛を願って家に持ち帰り飾るというお祭です。頂上では赤飯、御酒の配付も行います。
基本情報
住所 | 〒326-0141 栃木県足利市小俣町 | |
---|---|---|
問い合わせ先 | 梵天講・講元(藍場携帯)TEL 090-9376-3017 | |
開催日時 | 開催期間 | 2025年8月14日(木)<毎年同日開催> |
開催時間 | ■護摩供養:3:00~ ■開始:4:00~ | |
アクセス | 電車・バス | JR両毛線小俣駅から徒歩約30分 東武伊勢崎線足利市駅から車で約25分 |
車 | 北関東自動車道足利ICから約30分または桐生太田ICから約25分 東北自動車道佐野藤岡ICから約60分 |
|
駐車場情報 | 台数 | 叶花(かのうけ)集会所 |