儒学の祖・孔子とその高弟を祀る古式ゆかしい行事
足利市指定民俗文化財の「釋奠(せきてん)」は史跡足利学校(国指定史跡)で毎年11月23日に開催され、儒学の祖・孔子とその高弟を祀る儀式で、「供え物を置く」という意味があります。日本では701年(大宝元年)に初めて行われたと伝えられ、儒学が盛んだった江戸時代に全国的に広まりましたが、現在は足利学校のほか東京の湯島聖堂や会津の日新館など全国でも数ヶ所だけに残っている大変珍しい行事です。当日は足利学校を無料開放(但し、一部のみの公開)します。
約150名の参列者は杏壇門(きょうだんもん)の前で手を洗い、口をすすぐ禊(みそぎ)を済ませ、入場します。会場に鐘の音が響き儀式が始まり、神官が祝詞(のりと)を読み上げます。参列者は雅楽が流れる中、孔子像と足利学校を創設したと伝えられる小野篁(おののたかむら)公像に肉や魚、野菜などを供えます。
基本情報
住所 | 〒326-0813 栃木県足利市昌平町2338 | |
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問い合わせ先 | 史跡足利学校管理事務所 TEL 0284-41-2655 | |
開催日時 | 開催期間 | 2024年11月23日(土・祝) <毎年同日開催> |
開催時間 | 10:00〜 | |
アクセス | 電車・バス | JR両毛線足利駅から徒歩約10分 東武伊勢崎線足利市駅から徒歩約15分 |
車 | 東北自動車道佐野藤岡ICから約30分 北関東自動車道足利ICから約10分 |
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駐車場情報 | 台数 | 太平記館駐車場 乗用車40台 大型バス10台 |
料金 | 無料 |
開催場所
江戸時代頃の姿に復元された方丈では当時の学生になった気分を味わいながら漢字試験等の体験ができます。