歴史文化・アート 第2章 編集後記
旅は人生を変えると言われています。
もっと気軽に旅したい。
しかし50代を過ぎると、たいていの近場には行ったことがある。
遠出するには準備が大変。つまらないな、そう思っていました。
そんな中、今回は知っているつもりの場所でも、少し目線を変えるとまったく違った表情を見せてくれることを実感しました。
なにより数寄に行動指針を定め、アートに焦点を絞ったのが大成功でした。
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マキマキは埼玉県、ミドリは群馬県に住んでいます。普段なかなか会えません。
そんな2人がどちらも行きやすい旅の場として、まずは栃木県に狙いを定めました。
新幹線で行きやすい那須塩原を拠点に、比較的新しくできた、まだ二人とも行ったことがないアートの情報を求めたら今回の旅程になりました。
旅行の2週間前に、Webでミーティングできるツールを使いPCの画面を共有しながら地図を見たり、サイトを眺めたりして、どこをどう回ったら効率よく巡れるか、事前に話し合いをしました。
旅はここから始まっていました。
2人でどうしたいかをああでもない、こうでもないと擦り合わせ、2時間近くもおしゃべりした。楽しかったです。それが功を奏して、今回の旅はとても充実した2日間でした。 -
旅で大切なのは事前の下調べと、当日の直感、その両方のコラボだと思います。
特に2日目の栃木市嘉右衛門町(かうえもんちょう)地区は実際に歩いてみると、予想と違う街並みの面白さや、 蔵をリノベーションしたおしゃれなカフェや雑貨屋など、突然あらわれる魅力的なShopにときめきもマックスでした。
世界遺産などのメジャーな観光地をあえて選ばず、自分たち独自の数寄の心を優先し、どこに行くかを決めるのが一番の旅の面白さでした。 -
私たちの感性で選んだアートの旅を、少しでも読者のみなさんに共有できていたら嬉しいです。
栃木には、今回書ききれなかった素敵な場所がまだたくさんあります。
ぜひ現地に足を運ばれて、ご自分の感性と目で探してみてください。
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マキマキ、ミドリ
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職業:広告デザイナー
プロフィール:1972年生まれ。広告代理店を経て、出版社にてデザイナーとして勤務中。ものづくり、絵を描くこと、ものがたりを紡ぐことがライフワーク。
※撮影日:2024年10月12日~10月13日
※掲載されている情報は2024年11月1日現在のものです。内容の変更等でご利用できない場合がありますので、あらかじめ出発前にご確認ください。