天台宗灌海山弘誓院常珍寺
常珍寺は、天安2年(858年)比叡山延暦寺第三世座主慈覚大使円仁の開基であり、境内に滝があったことから瀧海山と呼ばれました。
延宝年間(1673年)に山崩れのため諸堂宇、滝ともに埋没しましたが、天和3年(1683年)当山二十二世賢榮法師がこれをなげいて、現在地を選んで堂宇を再建して教化怠らず、元禄年中、第二十四世慶海僧正中興の祖として、観音堂、仁王門、大門、鐘楼などを建立し、仁王像、諸仏像を鋳造しました。
その後も年々整備につとめ、昭和60年から平成元年に諸堂宇、菩提堂など新改築し、境内に整備した。
秘仏「聖観世音」は、寺伝によると八幡太郎義家が、寛治元年、後三年の役に際して「諸仏」を当山に奉安し、戦勝祈願したもので後に、下野三十三観音第十六番札所として今日に至ります。
開扉は住職一代に一回、最後は当山第三十九世代のときで平成2年でした。
県指定有形文化財として、地蔵菩薩半跏像、地蔵菩薩立像、阿弥陀如来立像、大日如来坐像、町指定文化財として慈恵大師坐像など多くの文化財があります。
基本情報
住所 | 〒321-3324 栃木県芳賀郡芳賀町西水沼1236 | |
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問い合わせ先 | 常珍寺028-678-0411 | |
営業情報 | 営業時間 | 10:00~15:00(拝観時間) |
アクセス | 電車・バス | JR宇都宮駅からJRバス祖母井・茂木行水橋経由で30分「橋場」下車徒歩15分、又は関東バス真岡・益子行で30分、「東舟戸」下車徒歩20分 |
車 | 北関東自動車道真岡ICから約30分 |