100年続く、足利を代表する伝統行事
足利に春を呼ぶ伝統行事「節分鎧年越(よろいとしこし)」が節分の夜に行われ、坂東武者に扮した市民200人余りが参加する行列が勇壮に繰り広げられます。市長扮する主将を中心に鎧・冑に身を固めた坂東武者が、法螺貝・陣太鼓を鳴らしながら、歴史絵巻さながらに大通りを行進し、織姫公民館から国宝鑁阿寺(ばんなじ)までの約1.3キロメートルを約1時間かけて練り歩きます。
足利氏宅跡の鑁阿寺(ばんなじ)に到着すると、市長が足利氏代々の供養と市の繁栄を祈願し「願文(がんもん)」を奉読します。本堂で武者たちが「追儺式(ついなしき)」(豆まき)を行った後、「エイ、エイ、オー」と勝どきを上げます。
「節分鎧年越」は、約750年前の鎌倉時代中期、足利義兼の孫・泰氏(源姓足利氏4代目)が一族の結束と勢力を誇示するため、坂東武者500騎を鑁阿寺(ばんなじ)南大門に勢揃いさせたという故事にちなんだ古式ゆかしい行事です。江戸後期から明治時代にかけて一時途絶えましたが、1915年(大正4)繊維業者を中心に復活し、2015年には100年目を迎え足利を代表する伝統行事として受け継がれています。
基本情報
住所 | 〒326-0000 栃木県足利市 | |
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問い合わせ先 | 立春会事務局(鑁阿寺) 0284-41-2627 | |
営業情報 | 営業時間 | 18:30〜(織姫公民館出発) |
アクセス | 電車・バス | JR両毛線足利駅から徒歩約15分 東武伊勢崎線足利市駅から徒歩約15分 |
車 | 北関東自動車道足利ICから約10分 東北自動車道佐野藤岡ICから約30分 |