仲町の彫刻屋台を展示しています。この彫刻屋台は塗りが施されていない白木造りのため、使っている材木の厚みや荒々しいノミ跡から、作られた当時の職人たちにまで思いを馳せることができます。建物は、日本古来の建築手法である木造漆喰壁工法で作られていて、無人ではありますが照明をつけてゆっくり鑑賞できます。鹿沼の市街地散策には欠かせない立ち寄り処です。
〔仲町屋台〕
天保7年(1836)製作の白木彫刻屋台です。華麗な牡丹と孔雀の脇障子、屋根いっぱいに躍動する鬼板・懸魚の龍、外欄間の花鳥など、当時の鹿沼の粋をつくした精巧緻密な彫刻をご覧ください。
屋台箱の墨書に「日光五重御塔彫物方棟梁行年六十四歳後藤周二正秀鑿」とあり、本屋台の彫物師は富田宿(下都賀郡大平町)の後藤正秀であることが確認されています。
平成29年(2017)7月、仲町の若衆により収蔵庫天井に「雲竜図」が設置されました。
普段は屋台が入っているため、屋台が外に出ている時しか龍の全体像を見ることはできません。
屋台が不在の間にも施設めぐりを楽しませる工夫を感じてください。
基本情報
住所 | 〒322-0053 栃木県鹿沼市仲町1610-1 | |
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問い合わせ先 | 鹿沼市観光交流課 0289-63-2188 | |
営業情報 | 営業時間 | 9:00~17:00 |
休業日 | 火曜日・祝日の翌日・年末年始 | |
利用事前予約 | 不要 | |
料金 | 無料 | |
アクセス | 電車・バス | 東武日光線新鹿沼駅から徒歩約15分 |
車 | 東北自動車道鹿沼ICから約15分 | |
駐車場情報 | 台数 | 普通車10台 |
料金 | 無料 |