なすのくにのみやつこのひ

那須国造碑

大田原市

  • 歴史・文化・自然

2024年7月1日更新

栃木県の
このあたり!

那須エリア

日本三古碑の一つ、その中でも最も古い国宝

大田原市湯津上の笠石神社に祀られている石碑で、文字の刻まれた石の上に笠のように石を載せていることから「笠石」ともいわれています。延宝4(1676)年に円順が、湯津上村を通りかかった時、里の人が近寄ると怪我をしたり、馬をつなぐと足をくじいたり、血をはいたりするといわれる不思議な石であるという話を聞きつけました。これを馬頭村の大金重貞に話したところ、その話が水戸黄門の名で知られる徳川光圀のもとに届き、天和3(1683)年に調査のため、助さんこと佐々介三郎宗淳を派遣しました。元禄5(1692)年には、本文化財に記されている那須直韋提という人物を求めて、日本で最初の学術的な発掘調査が上下両侍塚古墳で実施されましたが、被葬者が明らかになることはありませんでした。
光圀は宗淳に命じ石碑を収めるお堂を造るとともに境内の整備なども行いました。この石碑には、「那須国造であった那須の直韋提は郡の長官を賜り、その彼が庚子の年(700)に亡くなったので、後継者の意斯麻呂らが、石碑を作って故人を偲び祀った。」というなことが記されています。なお、この石碑は群馬県吉井町の多胡郡碑、宮城県多賀城市の多賀城碑とともに日本三古碑の一つに数えられており、その中でも最も古いものといわれています。

基本情報

住所 〒324-0403 栃木県大田原市湯津上430
問い合わせ先 笠石神社 TEL 0287-98-2501
公式URL https://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2013082778383/
利用事前予約 事前予約なし
料金 無料
アクセス 電車・バス JR宇都宮線西那須野駅から車で約30分
東北自動車道西那須野塩原ICから約30分
駐車場情報 台数 約5台
料金 無料

マップ

このページを見ている人が見ているページ

おおたわらしかんこうこうりゅうせんたー

大田原市観光交流センター

くらしのやかた(くろばねふるさとぶっさんせんたー)

くらしの館(黒羽ふるさと物産センター)

さむらいづかこふん

侍塚古墳

スポット一覧へ戻る