春と秋に文化財の「茶室」と「庭園」を一般公開
「物外軒(ぶつがいけん)」は、江戸時代から回漕問屋を営む「萬屋(よろずや)」の三代目主人である長 四郎三(ちょう しろぞう)によって、明治時代の初め頃、渡良瀬川畔の猿田河岸(やえんだがし)、現在の足利市猿田町(さるたちょう)の長四郎三邸内に建てられました。
長四郎三は、表千家不白流の門人となり、漢詩、和歌、俳句、書画骨董の収集にも通じる教養人であったと伝えられています。彼はこの茶室をこよなく愛し、自らの雅号「物外」に因んで茶室を「物外軒」と名付けました。
1901(明治34)年に現在の場所に移築され、1968(昭和43)年11月1日には足利市指定文化財に指定されました。その後、1973(昭和48)年に当時の所有者である鈴木栄太郎氏から庭園とともに足利市に寄贈されました。
春と秋の季節には、足利市指定文化財(建造物)の「物外軒茶室」と国登録文化財(名勝地)の「物外軒庭園」を一般公開しています。
基本情報
住所 | 〒326-0814 栃木県足利市通6-3165 | |
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問い合わせ先 | 足利市教育委員会事務局文化課 TEL 0284-20-2230 | |
公式URL | https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/ | |
営業情報 | 営業時間 | 【公開期間】 4月〜5月、10月〜11月の土曜日・日曜日・祝日 6月第2日曜日(県民の日協賛公開日) |
休業日 | 9:00~16:00 | |
利用事前予約 | 不要 | |
料金 | 【参観料】無料 | |
アクセス | 電車・バス | JR足利駅北口、または東武伊勢崎線足利市駅北口から徒歩約20分 |
車 | 足利ICから約15分、または佐野藤岡ICから約30分 | |
駐車場情報 | 台数 | 織姫公民館:約10台 |
料金 | 無料 | |
備考 | 茶室使用/通年(12/28〜1/4を除きます)、使用料/10,800円、使用時間/9:00〜16:00(施設公開時間と同じです) |
イベント情報
まちの喧騒から切り離された静かな空間で、美しい秋の風情を満喫