那須・芦野 石の美術館

古い石蔵を利用したモダンな建物が印象的

米蔵だった古い石蔵を再生し、世界的に有名な建築家・隈研吾氏によって設計された美術館。石・水・光によって創り出された美しい空間が印象的な建物で、フォトスポットとしても人気です。冬季は薄暗くなるころから水路で隔てられたそれぞれの建物の灯りが、さらに幻想的な雰囲気に。冬ならではの絶景に心が踊ります。

隈研吾（くまけんご、1954年～）氏は、日本の建築家で、東京・青山の「根津美術館」や銀座の「GINZA KABUKIZA 歌舞伎座」の他、近年は新国立競技場を設計したことでも話題になりました。自然素材を生かした建築や格子を多用したデザインは、国内外から高い評価を得ています。

2024年11月28日にリニューアルオープンし、エントランスに併設されたカフェでは、エスプレッソマシンを入れバリスタの淹れるドリンクを館内で楽しめるようになりました。他にも「石のラウンジ」へと改装された部屋では、隈研吾さんデザインの家具を間近に感じながら、ゆっくり過ごすことができるようになったり、100年程経つ3棟の蔵の中で、一番大きな石蔵ギャラリーの屋根が建物と同じ「芦野石」の屋根に葺き替えられたりと、新たな魅力が盛りだくさん。エントランスは入館料なしで入ることができ、ショップでの買い物やカフェでドリンクの購入も可能なので、気軽に立ち寄ってみてください。