平安末期から室町中期にかけての芦野氏の居館
周りを水田に囲まれた一段高くなった畑地で、いつの世にか北側中央に熊野権現がまつられていたので熊野堂と称されている。
居館跡の畑地は東西100m、南北120mあり、周囲にはかつて短冊形に、堀と推定される水田があった。内部には土塁がめぐっていたとみられるが、長い年月の間に削られ、北側にわずかにその痕跡が認められる。形式は那珂川町(旧小川町)神田城跡や現大田原市(旧黒羽町)枡型居館(ますがたきょかん)に似て、南北軸の長い典型的な「回字型(かいじがた)」の居館である。
基本情報
住所 | 〒329-3200 栃木県那須郡那須町大字芦野 | |
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問い合わせ先 | 那須歴史探訪館 0287-74-7007 | |
アクセス | 車 | JR黒田原駅から車で15分 |