日光に思いはせる小山のシンボル
小山市を流れる清流・思川に架かる橋。
その名の通り、晴れた日は西に日光連山を望むことができる。北の思川上流方向には那須連山も望める。
まれに、遠くの富士山を見られ、そのときには運が開けるかも?!
下流では、春には小山市原産の思川桜の並木、夏にはおやまサマーフェスティバルの花火が花を添える。
「観晃」の名前の由来は、小山朝政(1220年頃)からの日光連山信仰に端を発するものと思われ、本橋からも思川の清らかな流れを介して男体山を初めとする日光連山を一望できます。
明治32(1899)年には「観晃橋」の名前で木橋が架けられました。その後、昭和11(1936)年に2車線のRCゲルバー橋に架け替えられましたが、老朽化の進行と思川の増水により橋脚が沈下する災害を受け、高度成長期には交通量の増加とも相まって安全で円滑な通行に支障をきたすようになってきました。
現在の橋は、そうした課題を解消するために、昭和53(1978)年度から架替え事業に着手しました。上部工は、昭和63(1988)年度からワーゲンによる場所打ち張出し工法を採用し、上下線を分離施工することで、上流側の2車線を2年早く供用し利便性を向上させました。
本橋周辺の河川敷では、春には桜祭り、夏には花火大会が開かれるなど、小山市民の憩いの場となっています。また、本橋からの素晴らしい眺望を楽しんでもらうため、歩道にはバルコニーやベンチ付きの植樹帯が設けられていますので、天気の良い日に是非足をお運び下さい。
【インフラスポット】参考:栃木県土木史、小山市ホームページ、小山市観光協会ホームページ
■路線名:県道 栃木・小山線(とちぎ・おやません)
■交差物:一級河川 思川(おもいがわ)
■橋長(最大支間長)径間数:297.0m(51.0m)6径間
■上部工形式:PC6径間連続箱桁橋(上部工のみ上下線分離橋)
■下部工形式:鋼管杭基礎逆T式橋台 2基、鋼管杭基礎壁式橋脚5基
■架設年:平成4(1992)年(上流側 平成2(1990)年)
■管理者:栃木県栃木土木事務所
基本情報
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