思川に架かる最南端の県管理橋
本橋は、思川に架かる最南端の県管理橋です。橋長が694.0mと非常に長い橋の真ん中にある
アーチが印象的です。
このアーチ形式は、ローゼ橋のなかでもニールセンと呼ばれる形式です。吊り材を斜めに配置
するのが特徴で、スパンが100mを超える中路、下路式アーチに多く見られます。吊り材には
ケーブルや鋼棒といった細い部材が用いられることが多く、眺望に優れています。
また、アーチの上部を近づけた形状からバスケットの取手に例えて「バスケットハンドル型」と
呼ばれ、視覚的な安定感と軽くスマートな印象を両立させ、斜張橋と並んで特に景観に優れた橋
です。
本橋は、平成24年にラムサール条約湿地に登録された渡良瀬遊水地の上流に位置し、遊水地
の広大な風景と相まって、美しい景観を醸し出しています。
橋の水色は思川や遊水地の豊富な水をイメージして選定されましたが、澄んだ青空にも良く
マッチしています。また、朝霧や夕日と写るアーチも幻想的です。
【インフラスポット】
■路線名:県道 南小林・松原線(みなみおばやし・まつばらせん)
■交差物:一級河川 思川(おもいがわ)
■橋長(最大支間長)径間数:694.0m(104.0m)15径間
■上部工形式:鋼4径間連続鈑桁橋2連・鋼下路式バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋1連・鋼3径間連続鈑桁橋2連
■架設年:平成8(1996)年
■管理者:栃木県栃木土木事務所
基本情報
住所 | 〒329-0223 栃木県小山市下生井〜野木町友沼 | |
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問い合わせ先 | 栃木土木事務所 0282-23-3433 | |
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